どの企業でどんなITツールが使われているのかを公開した「Cloudstacks」というサイトが先日話題になりましたね。
Twitter・Dropbox・Tumblr・Pinterestなどが何を使って運営されているかがわかる「Cloudstacks」
そこで弊社も便乗して、ChatWorkでどんなITツール&Webサービスが使われているかを一挙公開します。
プロジェクト運用
コミュニケーション、タスク管理、スケジュール管理などプロジェクトを円滑に実行するためにITツールの存在は欠かせません。
Google Apps
Gmail、Googleカレンダー、Googleドライブなどが統合された企業向けパッケージ「Google Apps」を弊社では2007年から利用しています。「Googleサイト」でサービスの仕様をまとめたり、Googleドライブでガントチャートやプレゼン資料などのドキュメントを管理したり、Googleカレンダーで会議の予定を入れたりと、大変重宝しているサービスです。
技術仕様や社内マニュアルをまとめるのに役立つGoogleサイト
Googleスプレッドシートでガントチャートを作成してスケジュールを管理
GitHub
ソースコードの管理は「GitHub」を利用しています。個人で利用されている方が多いかと思いますが、最近は企業での導入例も増えてきているようですね。
ちなみにクライアントアプリは「SourceTree」を利用、エディタは様々な派閥があるのですが「SublimeText」が一番使われています。
Pivotal Tracker
プロジェクトに関連するタスク管理には、「Pivotal Tracker」を利用しています。「チャットワークにもタスク管理機能があるんじゃないの?」とツッコミが入りそうですが、タスクの性質に応じて使い分けています。
チャットワークのタスク機能は備忘録や、承認依頼として使われるのに対し、Pivotal Trackerは各タスクにステータス・工数・種別・優先順位などを設定できるので、開発機能単位、あるいはバグ単位で作成され、進捗状況の把握に使われます。
チャットワーク
日頃のコミュニケーションはもちろん「チャットワーク」で!朝礼はビデオ通話機能を使って東京・大阪間をつないで実施、成果物を上長にチェックしてもらう場合はタスク機能を使って依頼するなど、プロジェクト運用の中で最も大きな役割を果たすのがチャットワークです。
チャットワークを活用することにより、シリコンバレー・東京・大阪オフィスの3拠点間でスムーズに仕事を進められています。
5/8に実施されたチャットワーク大幅リニューアル時のグループチャットの様子
システムインフラ
少人数で運用できてコストが安くて安全性が高い、そんなインフラサービスがあったからこそチャットワークを生み出すことができました。
Amazon Web Service
言わずと知れたAmazon提供によるウェブサービス「Amazon Web Service」がチャットワークを支えています。仮想サーバーをクラウド上で使える「Amazon EC2」を始め、ストレージサービスの「Amazon S3」、DNSサービス「Amazon Route 53」、リソースモニタリングサービス「Amazon CloudWatch」など様々なツールを利用しています。
AWSがなかったらチャットワークを少人数で運用し、低価格で提供することは不可能だったかもしれません。
Google App Engine
Google社が提供するWebプラットフォーム「Google App Engine」のChannel APIを利用して、Webブラウザへのリアルタイム通知を実現しています。モバイルアプリ開発
チャットワークのiPhone / Androidアプリを開発するために利用しているツールです。
開発からテストまで効率良く進めていくために欠かせません。
Titanium Mobile
iPhone / Androidアプリを、JavaScriptを利用して開発することができる「Titanium Mobile」を利用しています。JavaScriptに慣れ親しんだWebエンジニアにとって使いやすく、ネイティブ言語モジュールによる拡張もしやすいことが導入の決め手になりました。
TestFlight
「TestFlight」は開発中のアプリを開発メンバーやテスターに簡単に配布することができるツールです。誰がいつどのバージョンのアプリを使って、どんなログが出ているのかを管理することができ、テストやバグ発見に役立ちます。
詳しくはモバイルアプリリニューアルプロジェクトのインタビュー記事をご覧ください。
チャットワークiPhoneアプリ開発者インタビュー - 全面リニューアルの舞台裏とその苦悩
システム監視/障害通知
サービスを安定稼働させるために、監視システムも重要な役割を果たしています。
チャットワークのシステム監視をしているサービスの一部を紹介します。
NewRelic
サーバーアプリケーションのパフォーマンス分析に「NewRelic」を利用しています。レスポンスやスロークエリが計測でき、グラフで視覚化されます。
Ruby/Java/Python/PHPなどに対応しており、モバイルアプリからも監視できるのが便利です。
インストールも簡単で特別な知識がなくても気軽に始められます。
そしてなんと、AWSを使っている方は有料のスタンダードプランが無料で使えます!
登録は下記からどうぞ。
http://newrelic.com/aws
管理画面でパフォーマンスの状態が確認できます。
SumoLogic
チャットワークのApacheログはAmazon S3に保存されているのですが、それを管理・分析できるのが「SumoLogic」です。ログを抽出するクエリを書いて、それをグラフに表示することが可能です。簡単にログを分類できるので、障害の原因究明にとても役立ちます。
他にも色々なツールを使っていますが、今回はその中の一部を紹介しました。活用できそうなツールがありましたら、ぜひ使ってみてくださいね。