ChatWorkは本日、チャット一覧の新しいデザインをβ版としてリリースしました。
今回は、5年間ぶりの大きな変更としてチャット一覧のデザインをアップデートするにいたった背景を紹介します。
*2017年12月13日更新:新UIを正式にリリースしました。
今回のUI(ユーザーインターフェース)改善のポイント
- ボタンが複数並んでいるデザインをやめ、複雑で難しい印象をなくす
今回のスコープから外したポイント
- チャット一覧以外はデザインを変えない
- 機能性は変更しない
現行UIで抱える課題
今までのチャット一覧は、「未読」「Toの未読」「タスク」のアイコンをボタン形式で全て表示していました。これにより、フィルタの切り替えは簡単におこなえるものの、ボタンが多すぎて、サービスとして複雑な印象を与える要因になっていました。
また、各チャットには「未読数」「Toの未読数」「タスク数」「ミュート」「ピン」など多くの情報が混在して表示されているため、自分にとって重要な情報を元に、未読を処理するのが難しい状態でした。
そこで、まずはフィルタの見た目はシンプルに、かつフィルタの切り替えやすさを失わないようなデザインに変更しました。
その後、各チャットに表示される情報をフィルターごとに区分し、
- 「すべてのチャット・未読のあるチャット」のフィルタをした場合→「未読数」を表示
- 「タスクのあるチャット」でフィルタをした場合→「タスク数」を表示
とすることで、フィルタに応じて必要な情報のみを確認できるようにしました。
カテゴリ機能の見える化
今まではフィルタボタン、カテゴリボタンとチャット一覧を絞り込むのに別々の操作が必要でした。今回のデザイン変更により、ひとつのメニューでフィルターでのチャットの絞り込みや、カテゴリ分けしたチャットの絞り込みができるようになりました。
ワンクリック増えるメリットを考える
通常「ワンクリック」増えるということは、ユーザー体験を損ねているという印象を与えます。今までワンクリックでフィルタできていたのが、ツークリックになることで不便を感じる場合もあるでしょう。しかし、簡単に切り替えられるからこそ、チャットやフィルタを頻繁に切り替え、必要以上の操作をすることがあります。
今回のUI改善は、自分の欲しい情報がどのフィルタで得られるかを明確にすることで、頻繁に切り替える必要をなくしつつ、シンプルなUIを実現しています。
新UIのチャットワークを、ぜひお試しください。