「通勤ラッシュ」「電車遅延」「通勤渋滞」……。
朝のフレッシュな気持ちが一気に暗くなるワードですね。
勤労者の1日の通勤時間は全国平均で「1時間19分」、関東圏だと「1時間39分」といわれており、身支度なども含めると1日に約2時間を通勤関係に奪われています。
1年間の勤務日数を250日とすると、実に約500時間、日数にして約21日間もの時間を通勤に費やしていることになります[1]。
これだけの時間を通勤に奪われているにも関わらず、時間を無駄にしている実感がなかなか湧きにくいのではないでしょうか?
今回は、もし通勤時間がなくなれば、どのようなことができるのか?を調べてみました。
通勤時間がなくなればどんなことができるのか?
【読書】
社会人たるもの読書は必要。時間が取れなくて積読になっている方も多いのではないでしょうか?
通勤時間を読書に充てればなんと100冊も本を読むことができます。(1冊あたりの読書時間を5時間とした場合)読書は人生の糧。非常に重要です。
【資格取得】
500時間の勉強時間で取得できる資格を調べてみました。[2]
通勤時間を勉強に利用するだけで、さまざまな資格をとってスキルアップすることもできます。
- 日商簿記検定試験3級:60~80時間
- 日商簿記検定試験2級:200~250時間
- 日商簿記検定試験1級:500~600時間
- 宅建士試験合格:350~400時間
【旅行】
憧れのヨーロッパやアメリカへの海外旅行。短くても1週間くらいは観光したいですよね。
500時間は日数だと約21日間。通勤時間を丸々なくせば5泊7日のスケジュールで3回も海外旅行を楽しめます!21日もあれば海外短期留学だってできちゃいます。
「テレワーク」の浸透が課題
ところで、なぜこんなにも貴重な時間を使ってまで通勤をしているのでしょうか?
それは、まだまだ「テレワーク」の文化の浸透に苦労している企業を見ると状況が見えてきます。
テレワークがなかなか浸透しない企業の多くはセキュリティ面への懸念、それをカバーするためのコスト増加という不安を抱えています。また、それをクリアしたとしても「個人」というより「会社」や「マネジメント」の意識に問題があり、テレワークが浸透しないという状態になっています。
「対面」コミュニケーションの罠
それは、「対面」でのコミュニケーションが必須という固定観念にとらわれているからです。
相手の表情や仕草が読み取れないことで本来の意図が伝わらなかったり、誤解が生まれてしまうことを恐れてしまっています。また、実際に出社させなければ仕事をサボる人間が出てくるのではないかという疑心暗鬼がテレワーク導入から遠ざけているのです。
「ITツール」の導入が解決のポイント
しかし、果たしてそうなのでしょうか? 実際にテレワークを上手に活用している企業を見てみるとITツールをうまく活用してこのような問題を解決しています。
Chatworkのようなチャットツールを使えばメールより素早くチャットでやりとりができたり、メッセージ以外にもビデオ通話機能で遠隔でも顔を合わせることもできます。
実際に出社している時よりコミュニケーションが充実した。という声もあります。
今は、対面でできることがほぼITツールで置き換えることができる時代です。
貴重な通勤時間を無駄にしないようにITツールの導入を推進しませんか。
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[1]社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング (平成28年社会生活基本調査結果より)
[2]資格の学校TAC(よくあるご質問、Q&Aより)