2016年6月16日木曜日

10万社突破!なぜChatWorkは導入企業数だけ公開しているのか社長に聞いてみた

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導入企業数がついに10万社を超えました!
10万社という節目に、これまでの想いや、10万社を突破した感想、社員も気になるあんなことをChatWorkの広報が代表して社長に直撃インタビューしました。
※ChatWork:社名、チャットワーク:サービス名


ユーザーに支えられているからこそ、サービスをもっと良くしたい


広報:ついに10万社突破しましたね。ユーザー数も増え、社長のところにも多くの声が届いていると思うのですが、今までに「こんな言葉をもらって胸が熱くなった!」みたいなエピソードはありますか。

社長:いやー、たくさんありすぎて絞れないですね。いただいた言葉の内容も様々ですし。ただ、ユーザーさんが興奮して「チャットワークがないとやっていけないんです!」「チャットワークでしか連絡取れない人たくさんいるんですよ」と、チャットワークについて熱く語ってくれたときは特に嬉しいです。

それと、電車の中でチャットワークを使っている人を見つけたときや、建築業や士業などITとの関わりが薄そうな業界でも使ってもらっているという話を聞いたときに、まだまだ目指しているゴールは遠いですが、過去5年間を振り返ってみると想像以上に社会にインパクトのあるプロダクトを作り出すことができたんだな、と感じています。

広報:それは嬉しいですね。チャットワーク5周年感謝祭の時も、「チャットワークがないと仕事になりません!」と語るユーザーさんがたくさんいらっしゃいましたね。

社長:そうですね。ユーザーさんの声には、いつも元気をもらっています。だからこそ、チャットワークをもっと良くしていかなくては!と思っています。


サーバーが落ちれば人命に関わる可能性も。インフラサービスの責任



広報:嬉しいこともあれば、辛いこともあったと思いますが、いかがでしょうか。

社長:辛いこともありましたね。嬉しいことがある分、辛いことも多いです。いちばん辛かったのは3年くらい前でした。自分たちが思っていた以上にユーザーが急増し、サーバーが耐えきれず落ちてしまった時は、心臓が張り裂けるかと思いました。

広報:想像しただけでヒヤッとしてしまいますね。

社長:そうですね。今、思い返しただけでも冷や汗をかきます。落ちて数分で、「チャッワークが落ちているぞ!!どうなってるんだ!」「早く復旧させてくれ」という問い合わせが殺到。社内も騒然となり、エンジニアは落ちた原因の究明中。僕はエンジニアではないので、落ちている間は、エンジニアを信じて待つことしかできない。問い合わせが来れば来るほど、ユーザーのためにもすぐに復旧させたいという焦りは強くなる・・・本当に辛かったです。

広報:ここ1、2年は、サーバーが落ちていませんね。

社長:はい。ここ1、2年はサーバーは落ちていません。前回、3年前に落ちたのも数分だから知らない人の方が多いかもしれません。

チャットワークは今や、病院や介護施設でも使われているインフラなので、サーバーが落ちることによって人命に関わる可能性だってある。大げさかもしれないけれど、これだけ多くの人に使ってもらっているから、可能性はゼロではない。

チャットワークだけでなく、どのシステムでもサーバーが落ちてしまう可能性を完全に取り払うことはできない。けれども、そのサーバーが落ちないような運用体制を整えたり、万が一落ちてしまった時のために復旧対策を練っておくことはできます。そのためにChatWorkでは、エンジニアを増強し、運用体制を整えました。

落ちないようになったけれども、安心しきっているわけではありません。これからも緊張感を持って運用していきます。ユーザーさんが増えれば増えるほど、責任が重くなっていくので。


ChatWorkがユーザー数でなく、導入企業数を追っている理由



広報:そういえば、ChatWorkはなぜユーザー数でなく、導入企業数を公開しているんでしょうか。ユーザー数を公開している企業が多いので、なんでだろうと思って。今後、ユーザー数を公開する予定はありませんか。

社長:理由は簡単で、チャットワークがビジネス向けのサービスだからです。そのため、単純なユーザー数ではなく、ビジネスで使われる単位としての数、つまり導入企業数を目標に設定しています。

日本の企業の95%は中小企業です。日本経済を元気にするには、中小企業に使ってもらわなくてはいけないですよね。もし、ユーザー数を公開したり、目標数値に置いてしまうと、ユーザー数(社員数)を多く獲得できる大手企業での導入ばかり追ってしまって、中小企業に目がいかなくなってしまうかもしれない。

企業の大小に関わらず、ひとつひとつの企業を大切にする、このような背景から、今後も原則としてユーザー数ではなく、導入社数を目標に置きます。


チャットワークは生産性を上げるツールだから、僕たちの改善が日本経済に影響する



広報:なるほど。ちなみに、10万社に導入されているっていう実感はありますか。

社長:一桁の◯万社から10万社へと桁が変わった分インパクトはありますし、責任も感じています。アメリカでも、「10万ユーザーじゃないんですね。10万社はすごいですね。」って言われます。

考えすぎかもしれませんが、僕たちがチャットワークを改善していくことによって、GDPの何%かが変わっていく可能性があると思っています。チャットワークは生産性を上げるツールなので、それだけのインパクトがあるんじゃないかなって。

広報:そうなってくると、多くの人々の人生を担っているといっても過言でないですね。

社長:そうですね。結果的にそうなってくると思います。

広報:次に目指すとなると20万社でしょうか。

社長:いや、20万社ではないです。20万社はあくまで通過点ですね。次に目指すのは、50万社。最終的には、100万社以上の企業に導入してもらいたいです。

広報:100万社の導入に向けて、チャットワークをどういうサービスにしていきたいか構想や想いを教えてください。

社長:構想はたくさんありすぎて、伝えきれないですね。想いとしては、「日本発で世界に通用するサービス」にしていきたい。日本の会社が世界で戦っても成功できるんだ!という姿を見せていきたいです。

国内市場の縮小に伴い、企業のグローバル化が急務となっています。ただ、現状として、たとえ海外進出しても、成功している中小企業は少ない。

チャットワークが世界で広く使われるようになれば、僕たちがどのようにグローバル展開を進めたのかというノウハウを公開することができます。
日本経済を支えている中小企業を元気にしたい、そう考えて事業展開を海外にも広げています。

広報:最後にチャットワークを活用されているユーザーの皆さまに一言お願いします。

社長:チャットワークを活用されている皆さん、本当にありがとうございます!
10万社はあくまで目標の通過点ではありますが、皆さんのおかげでここまで成長することができました。

今後もチャットワークをどんどん改善して良くしていきます。皆さんの生産性がより上がるようにしていきますので、これからのチャットワークにご期待ください。

そして、ぜひ周りの方を巻き込んで、もっともっと使ってください!
100万社を突破にするためにも、1社あたり10社招待してくれると嬉しいです!(笑)
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