2017年2月1日水曜日

広報担当が3ヶ月の療養期間を経て感じたリモートワークのメリット・デメリット(後編)

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とある病気のため、突然のリモートワークを余儀なくされたChatWorkの広報担当が3ヶ月の療養期間を経て感じたリモートワークのメリット・デメリットを前編・後編にわたり紹介します。

前編ではリモートワークのメリットについて紹介しました。後編ではデメリットを紹介します。


【デメリット】


1. 時間を気にしなくなる
リモートワークは四六時中PCを見ることができる環境にあります。ランチ休憩中にソーシャル上に流れてくる記事を読んでいたら、その記事がたまたま仕事と関係する記事だったりして、記事をきっかけに無意識に仕事のチャットを送ってしまっていた...ということがしばしばありました。

また、オフィス勤務だと退勤が区切りとなるので、夜に予定を入れるなど意識的に残業をしないように勤務時間をコントロールできるのですが、ひとり暮らしのリモートワークだと退勤時間を忘れがちになります。「このタスクの区切りがつくまで」、「あとこれだけやってしまおう」...なんて思いながら時間を忘れて業務に没頭し、気づいたらとっぷり日が暮れ、夕食を摂るべき時間帯をとうに過ぎていたこともありました。家族と同居している人はある程度1日のタイムスケジュールが決まっている家庭が多いため、こんなことにはならないかもしれませんね。

入院中は起床から就寝まで1日の流れがだいたい決まっており、看護士さんが体調と生活面を管理していたので、21時の消灯に合わせて業務と時間配分をコントロールすることでオーバーワークを防ぐことができました。就業時間を意識しながらメリハリをつけることが時間の有効活用につながることを学びました。


2. 孤独に陥りやすい
リモートワークは時間の無駄がないゆえに、オフィスにいれば耳に入ってくる雑談や他愛のない話が一切ありません。非常に効率が良い環境ではありますが、社内コミュニケーションが乏しくなる傾向があるため、孤独を感じやすいです。裏を返せば、オフィス出社するメリットとして、顔を突き合わせた濃密なコミュニケーションをとれることがやはり最大のメリットだと言えます。

孤独感は、お互いの状況がわからなかったり、相談がしにくい環境だと生まれやすいです。これはリモートでもオフィス勤務でも変わりません。よく「リモートワークは孤独」と言われますが、結局のところ孤独感を感じるのはリモートワークが原因なのではなく、その人の置かれている環境に起因しているのだということに気づきました。円滑なチームワーク、そしてまわりと意思疎通が図れていれば、リモートワーク中でも孤独に感じることはありません。

わたしの場合、リモートワーク中はライブミーティングを通してこまめに意識のすり合わせを行ったり、仕事とは関係のないグループチャットで、他の社員とコミュニケーションをとることで、孤独感を解消していました。





【まとめ】


長期間のリモートワークを通じて改めて感じたことは、リモートワークを実現するにはどこでも仕事ができるツールはもちろん、それとあわせて会社がリモートワークを受け入れる体制を備えていることが必要だということです。また、当たり前のようにリモートワークができたのも、一緒に仕事をしている人たちの理解や柔軟な対応力があったからこそ。みなさまに感謝です。

リモートワークを許容する会社の体制と、すべての業務を1つに集約できるチャットワーク。これらがセットで機能して初めてリモートワークが円滑にできるのだと再認識しました。

今回の病気をきっかけに、病気や災害などによって誰もがリモートワーカーになる可能性があることを身にしみて感じています。ChatWorkを通じて多様な働き方や自立的なワークスタイルを広めることに貢献していきたいと改めて思いました。

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