ChatWorkの東京オフィスはITとは縁がなさそうな下町、入谷の合羽橋道具街にあります。
一般的にIT企業のオフィス＝渋谷や六本木といったイメージがあるので「IT企業なのに入谷！？」と、よく驚かれます。
なぜアクセスがあまりよくない入谷にオフィスがあっても社員が辞めないのでしょうか。
その理由のひとつとして、今回はChatWorkが実施している食にまつわるユニークな制度を紹介します。社内でのコミュニケーションがおろそかになりがちな新年度こそ、食を通じて社員の絆を深めてみてはいかがでしょうか。
ユニークな制度で社員同士の交流を図る
ChatWorkの社員数は、2016年3月末時点で74人。そのうち約半数がエンジニアです。
業務中は集中力を切らないよう、コミュニケーションは基本的にチャットワーク上で行うか、時間を区切ってミーティングを設定しています。そのため業務中は、オンラインでのやりとりが必然的に多くなります。
業務の効率をあげることはもちろん重要ですが、時にはお互いの顔と顔を合わせたコミュニケーションをとることも大切です。ChatWorkでは社員同士の交流を大切に考え、社員に対して飲み会代やランチ代を支援しています。
飲み会制度を使って、浅草の「花やしき」でお花見を実施
ChatWorkには、食にまつわるユニークな制度がいくつかあります。そのうちの一つが、飲み会制度です。飲み会制度とは、スタッフ間の交流を深めるために、飲み会代を会社が支給する制度です。
ChatWorkでは、毎月この制度を使って「ChatWork飲み会」を行っています。ChatWork飲み会には、社員の家族も参加できるので、毎回社員の誰かしらがパートナー同伴で参加しています。社員の家族にも参加してもらうことで、会社の雰囲気や仲間を知ってもらい、家族にChatWorkを応援してもらえる環境作りをしています。
今年の春は飲み会制度を使い、閉園後の遊園地「花やしき」を貸し切ってお花見を開催しました。花やしきは、東京オフィスから歩いて10分。浅草にある日本最古の遊園地です。昼間はたくさんの観光客で賑わっていますが、閉園後の花やしきでは樹齢60年のソメイヨシノを眺めながらお酒を飲め、普段とは違った雰囲気を楽しめます。
今回のお花見では同伴者含め、約50人ものChatWork関係者が参加し、大いに盛り上がりました。
まだまだあります！食券制度やランチトーク制度って？
ChatWorkは他にも食を通じた制度を設けています。
食券制度：
ランチ代を月4,000円支給。栄養バランスのとれた食事を摂ってもらうこと、およびスタッフ同士の交流を目的としています。
ChatWorkでは、13時から14時が昼休みです。お昼に揃って昼休みをとることで、外気に触れ、美味しいご飯を食べながらリフレッシュすることができます。ランチは、部署に関係なく、食べたいものが同じ人同士で行くため、業務上の関わりが少ない社員同士の交流の場となります。
食券制度を活用している社員たちにメリットを聞いてみました。
・コードを書いていると時間を忘れてしまい、ご飯を食べ損ねてしまうが、チャイムが鳴るので、午前と午後で区切りをつけて規則正しい生活ができる。
・業務上では全く関わり合いがない人たちと話すことで、他部署が何をやっているかわかる。
・業務時間外の時間を一緒に過ごすことで、意外な一面が知れて面白い。
ランチトーク制度：
仕事上での悩みや相談を幹部やマネージャーに相談する際、ランチ代を支給しています。
マネージャーと社員のランチ代を会社が負担することで、業務中だとなかなか言いにくいことを相談できる環境作りをしています。普段の業務では消化しきれない課題などを共有することで、相互理解を深め、次のステップに進むことができます。
バースデイ制度：
パートナーの誕生日に食事代の14,000円を支給。日頃支えてくれているパートナーへ感謝の気持ちを込めた制度です。
会社で働けているのは、決して自分だけの力ではありません。家族やパートナーの支えがあってこそです。この制度の導入により、パートナーに喜んでもらえるだけでなく、会社や働いている環境への理解が深まったという声を社員の家族よりいただいています。
ChatWorkは、チャットワークでの業務効率化とともに、社員同士の交流も大切にしています。そのため、社員同士が積極的にコミュニケーションをとるような制度を設け、個々がのびのびと働ける環境を社員たち自身で作れるよう促しています。オフラインのコミュニケーションが足りないな、と感じたら積極的に同じ釜のご飯を食べて社員同士の絆を深めてみてはいかがでしょう。
