チャットワークの導入企業数は107,000社(2016年7月末時点)を超え、「チャットワークがないと仕事が回りません!チャットワークを活用してさらに業務を効率化させる方法はありますか?」と質問をもらう機会も多くなりました。
今回はGoogle Apps Scriptを活用し、チャットワークのタスク追加を自動化する方法を紹介します。
チャットワーク × Google Apps for Work でタスクを自動化
チャットワークの機能のひとつに「タスク機能」があります。ユーザーの中には週報の作成など定期的に発生するルーティンワークのタスクを自動追加したいという声をたびたび聞きます。そこで「チャットワーク × Google Apps for Work:Google Apps Scriptでチャットワークのタスク追加を自動化する方法」を全4回にわたり紹介します。
チャットワークにタスクを追加するAPIリクエストを作成
今回はタスク追加の最も簡単なパターンを紹介します。下記プログラムを作ってみましょう。
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・投稿したいチャット:マイチャット
・タスク担当者:自分
・タスク内容:「週報作成」というタスクを追加する
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タスクの追加に関するリクエストは、チャットワークAPIドキュメントのサイトより確認することができます。リクエストURLとタスクを追加する際に必要な要素は以下です。
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◆ タスクの追加に関するリクエスト
POST /rooms/{room_id}/tasks:チャットに新しいタスクを追加
body(必須):タスクの内容
to_ids(必須):担当者のアカウントID (担当者のアカウントIDをカンマ区切りで)
◆ リクエストURL
https://api.chatwork.com/v1/rooms/{room_id}/tasks
◆ タスクを追加する際に必要な要素
room_id:タスクを追加するルームID
body:タスクの内容
to_ids:担当者のアカウントID
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チャットワークでアカウントIDを知る方法
担当者の「アカウントID」は確認が必要です。「アカウントID」を調べたいユーザーにTOをつけて送信したメッセージの「編集」をすると、「アカウントID」がわかりますよ。
例えば、河野さんにあてたメッセージの「編集」をクリックすると、メッセージ入力欄に「アカウントID」が表示されます。
この「TO:」の後に続く数字列が「アカウントID」です。
チャットワークにタスクを追加するスクリプト
チャットワークにタスクを追加するスクリプトは以下です。
UrlFetchApp.fetchで渡すparamsの作りさえ押さえてしまえば良いので簡単です。
いざ、実行!
必要な要素を入力し、上記スクリプトを実行してみると、自動的にタスクが追加されました。タスクの自動追加が成功しました!
まとめ
今回は「Google Apps Scriptでチャットワークのタスク追加を自動化する方法」について紹介しました。チャットワークでさらに業務効率を上げたい方は、定期的に発生するタスクの自動化を試してみましょう!
*監修:タカハシノリアキさん(@ntakahashi0505)
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