ChatWorkのシリコンバレーオフィスがあるPlug and Play(PnP)は、世界中のIT企業やスタートアップのオフィスがあります。今回はChatWorkの隣にオフィスを構えるBirdEyeで、マーケティングマネージャーを担当するヘレン・イリアス (Helen Irias)さんに働き方についてインタビューしました。
顧客レビューのプロダクトを提供するBirdEye
まずはプロダクトとヘレンさんの仕事について教えていただけますか。
ヘレンさん:BirdEyeは会社の評価と顧客の経験価値を管理するプラットフォームです。顧客からの意見はマーケティング戦略には欠かせないものとなっています。BirdEyeは、大企業から中小企業に至るまで、いつでも顧客からの最新のレビューを得ることができたり、利用状況を確認したり、リアルタイムで顧客の感情を分析できるツールを提供しています。
私はマーケティングマネージャーとして、たくさんの人にBirdEyeを知ってもらい、導入企業がビジネスの幅を広げられうよう、さまざまな方法でプロダクトについて発信しています。デザインや営業、カスタマーサポートのチームと協力して、報告書やPR映像、ブログの記事、導入事例などを作成しています。
チャットワークを利用したことはありますか。またビジネスツールとしてどう思いますか。
ヘレンさん:チャットワークを使ったことはないけど、便利な機能や十分なストレージ容量が揃っていて、組織内のコミュニケーションをより効果的に行えるものだと言うことは知っています。職場でのストレスを減らして、生産性をあげるチャットワークは素敵だと思います!
BirdEyeはなぜPnPにオフィスを構えることに決めたのですか。
ヘレンさん:PnPにオフィスを構えているのは、ここがシリコンバレーの中心に位置していてとても便利だからです。やる気とエネルギーに満ち溢れてるスタートアップに囲まれているし、のびのびと会社を成長させることができるからです。
PnPの魅力はなんだと思いますか。
ヘレンさん:PnPはスタートアップが大手企業と提携するのをサポートしたり、メンターを設けてビジネスモデルに関してのアドバイスを提供したり、情報交換をする機会を頻繁に与えてくれます。私たちもこういったプログラムを利用していましたが、とても価値のある経験でした。
シリコンバレーでの働き方
ここからは働き方の違いを探ってみます。ヘレンさんはどうやって仕事と向き合っているのでしょうか。
ヘレンさんが働くにあたってのモチベーションはなんですか。
ヘレンさん:私のチームは仕事に対する熱意がみなぎっているので、彼らといることで幸せな気持ちになりますし、仕事へのモチベーションも自然と上がります。それに遂行したプロジェクトが営業チームの数字をのばすことや、直接顧客の役に立っているところをみるのが大好きなんです。
普段何時に出社し、退社しますか。
ヘレンさん:普段は午前7時30分から8時までの間に出社しています。オフィスを出るのは午後5時頃です。
日本人は一般的に毎日のようにオフィスに遅くまで残り、残業をするケースが見受けられるのですが、BirdEyeの社員も残業することはありますか。
ヘレンさん:はい。会社がどんどん成長していくにつれて、顧客の要望や問い合わせの数も増えていき、それに伴うサービスの発展は急務となります。そうなると仕事に費やす時間を増やすことも必要になってきました。私たちのチームは今とても働き者なんです!
オフィスに遅くまで残っているということですか。
ヘレンさん:オフィスに遅くまで残るということはなく、残業はいつも家でやることが多いです。チームと進めているプロジェクトの期限が迫っていて残業することもありますし、仕事が気になってしまい残業することもあります。チーム全員が関わっているプロジェクトだと、みんなで作り上げているという意識が仕事を楽しく感じさせるし、一生懸命働くに値すると感じさせてくれます。だから残業も残業とは思わなくて、ただ仕事を完璧に終えたくて、家に帰っても仕事したいという気持ちになるんです。強制されているわけではなくて、結果的にみんなにとっての利益にもつながるので、残業することを選んでいます。
ヘレンさん、ご協力ありがとうございました。
今回取材したのは1社だけですが、残業がないと言われるアメリカでも企業によっては残業があるようです。ただ日本では残業に対してネガティブなイメージを連想する人が多いのに対し、ヘレンさんのチームは会社を発展させたいという熱意から自ら残業しているというポジティブな意見でした。
チームのことが大好きというヘレンさんらしい素敵なインタビューとなりました。