こんにちは!ChatWorkの広報です。ChatWorkは世界自然遺産に登録されたことで知られている北海道の知床にて、3月中旬に社員4人が1週間のテレワーク体験をしました。ChatWork社員が5回にわたりテレワーク体験記を紹介します。今回は知床でのテレワーク体験をレポートします。
知床でテレワーク体験をすることになった背景には、総務省が推進する「ふるさとテレワーク」があります。「ふるさとテレワーク」の取り組みの一環で、北海道の北見市と斜里町という自治体が共同で「北海道オホーツクふるさとテレワーク推進事業」を立ち上げ、地方からテレワークで働くということを推進する活動のひとつとしてモニター企業を募集していました。ChatWorkが応募したところ、幸運にも当選したので知床の斜里町にある「しれとこらぼ」に滞在しながらテレワークを体験する機会を得ました。
滞在した「しれとこらぼ」。1Fがオフィススペース、2Fが居住スペースになっています。
勤務時間や業務について
知床滞在中は基本的に東京で働くのと同じ時間に始業し、同じ時間くらいに退勤をしていました。業務内容についても基本的にはオフィス勤務と変わらず、取引先やオフィスにいる社員とのミーティングはすべて「ChatWork Live」を介しておこないました。また、「ふるさとテレワーク」取り組みを推進している斜里町役場やワイズスタッフの人と知床への企業誘致について検討する場を設け、「ふるさとテレワーク」に関する情報や意見の交換をしました。
業務時間や内容は普段と変わりませんが、時間の流れが都会と比較してゆったりしていて、広々としたスペースで作業ができたため、クリエイティブな企画やタスクがはかどりました。また、飲食店など閉まる時間が早いので、残業をせずに早く仕事を終えようという意識が普段よりも強く働きました。
「ふるさとテレワーク」を推進する現地担当者との意見交換。
周辺環境について
田舎でテレワークをしていると、自然をとても身近に感じることができます。田舎はスローライフに適した場所。特に知床は世界自然遺産に登録されているだけあり、「しれとこらぼ」から少し車を走らせるだけで雄大な自然を感じられるトレッキングコースやクルージングが楽しめます。「しれとこらぼ」では、天気がいいと日本百名山にも選ばれている美しい斜里岳が見え、都会の喧騒や満員電車から遠ざかり、仕事のモチベーションに影響を与えるストレス源とも別れを告げられました。
また、 いつもと違う場所に身を置き、自然に囲まれた環境の中で働くことによって、新たなアイデアや視点でビジネスを考えることができます。
ウトロのサテライトオフィスでテレワーク。窓の外には雄大な自然が広がっています。
周囲の人々について
人間関係が濃いです。行く先々で地元の人にあたたかい言葉をかけてもらい、知床という土地や地域が抱えている課題について学びました。地元の人たちとの交流によって、自分たちが提供するサービスでどんな貢献ができるか考える機会をもらい、アイデアもいろいろと生まれました。
ChatWork社員がチャットワークの説明をしている様子。
まとめ
田舎でテレワークというと「田舎 vs 東京」という構図になりがちですが、どちらにもメリット・デメリットはあります。自身の仕事に対する価値観だけでなく、人生観や暮らし方を問い直し、どちらが自分にとっての幸せなのか考えさせられる貴重な機会となりました。