2018年12月11日火曜日

Chatworkロゴリニューアルの裏側

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Chatworkは11月28日にコーポレートミッションを刷新し、新しいロゴを発表しました。

まだ見てない人はコーポレートミッション特設サイトをぜひチェックしてください!

新しいロゴはこれまでのChatworkのアイデンティティを残しつつ、よりシンプルなものになっていますが、決定するまでには今とは全く別のロゴ案も出ています。今回完全に新しいものにするのではなく、既存のものをアップデートする形になった背景を紹介します。


プロジェクトの始まり


Chatworkは2018年6月に新社長が就任し、11月には「働くをもっと楽しく、創造的に」という新しいコーポレートミッションとともに第二創業期として新たなスタートを切りました。

ロゴは会社そしてサービスを認識するための顔であり、会社のミッションなどとも深く関わってきます。そこで、今回コーポレートミッションが新しくなるタイミングでロゴも変更することが決まり、リブランディングのプロジェクトがスタートしました。


コーポレートミッションの理解


今回ロゴをリニューアルするにあたって、単にサービスを表すものではなく、会社として実現していきたい未来、コーポレートミッションも表現したいという想いがありました。そこで、まず最初におこなったのがコーポレートミッションの理解です。

「働くをもっと楽しく、創造的に」と新たなミッションは掲げられましたが、実際に「働くをもっと楽しく」や「創造的に」というのは具体的にはどういう想いが込められ、どういう未来を考えているのかを理解し、プロジェクトメンバー間で共有しておかないと最終的なアウトプットが全く違ったものになる可能性があったため、何度もコーポレートミッションについて話し合い理解を深めていきました。





付箋に各キーワードから感じるイメージを書き出したり、画像を使ってミッションを表すイメージがどういうものかをすり合わせていきました。



ミッションのすり合わせをしているときに出てきた重要なキーワードを洗い出し、これらのキーワードを元に、デザインのトーン・アンド・マナーを作成したり、ブランドの世界観をつくるためのムードボードを作成していきました。


トーン・アンド・マナーを作成


先程のキーワードを元にデザインをしていくためのトーン・アンド・マナーを作成していきました。





「もっと楽しく」や「創造的に」をどのように表現していきたいかを5段階のグラフにして表しています。これらは今回のロゴ制作にも関わってきますが、今後イラストや写真、文章などChatworkらしさを表現していくための基準となるものになります。


ロゴの案出し


いよいよ、ロゴの制作です!



出てきたキーワードから連想されるモチーフや、イメージなどをホワイトボードに張り出し、そこからどんどんロゴのアイデアを出していきます。

まずは手書きでアイデアを形にしつつ、形になりそうなものはグラフィックツールで書き起こしていきます。



画像は一部ですが、まずはどのような方向性でいくかを検討するために、今までと全く違う形のものを含み検討に入りました。

この段階でロゴマークの中にチャットバブル(吹き出し)モチーフが入っていないと、Chatworkということが認識できなくなってしまうのではないかという意見があり、チャットバブルはモチーフとして残すことにしました。



その後、良さそうな案は色をつけ「カラー」の場合の見え方、「単色」の場合の見え方、タイポグラフィーとの組み合わせなど検討していきます。

最終残った案は下記の4案です。





最終残った案に関してはプロダクトやノベルティなどにしたときの見え方なども検討するため、ロゴ実際使用するイメージ展開案も作っています。


ロゴの決定


最終の4案から最後1つに絞らないといけません。今回の新しいロゴの制作には全社員に関わってもらい、全員が納得感のあるもの、関心のあるものを作りたいという思いもありました。

そこで最終的に残ったロゴのアンケートを取ることにしました。ただし、単にアンケートを取るだけでは、各個人の好みになってしまいます。

今回のロゴリニューアルはコーポレートミッションを反映するということも目的に入っています。みんなにコーポレートミッションを理解してもらい、その中で相応しいロゴを選んでもらう必要があります。そのため、全員の時間をもらいコーポレートミッションに関するワークショップをおこないました。ワークショップで理解を深めた上でアンケートに答えてもらうことにしました。



意見は大きく下記の3つに別れましたが、その結果わかったのがChatworkの今までのアイデンティティであるチャットバブルの形状は残したいということでした。



アンケート結果を踏まえ幹部、プロジェクトメンバーで話し合い1つに絞っていきます。
その中で選ばれたものが、新しいロゴのベースとなりました。



選んだ理由としては、下記のような意見があがりました。

  • 既存から大きな変化がないため、Chatworkとして再認知のコストが低い
  • シンプルでいろんな場所に展開しても、視認性が損なわれない
  • ミッションの「楽しさ」や、「創造性」を表現できる

ロゴの最終調整


ロゴは決定しましたが、ここから最終調整に入っていきます。

ロゴの形はシンプルになりましたが、全体的にベタ塗りにしたことで圧迫感があり、落ち着いた感じになっていたので、チャットバブルの位置やスペース、カラーなどを検討し、ミッションをより表現できるように調整しています。



比較画像を見てもらうと、最初のロゴマークよりもチャットバブルの配置に動きを出しているのがわかると思います。そうすることで、楽しくコラボレーションし、活き活きと働いている様子を表現しています。スペースには黄金比を使いバランスを調整しています。



以前のタイポグラフィーは文字の間隔にバラツキがあったので、間隔を整えつつ、ビジネスコミュニケーションを円滑にし、楽しく創造性を発揮するためのプラットフォームでありたいという想いを表現するために、文字に丸みを持たせています。

そして、ようやく新しいロゴが完成しました!



今回のロゴリニューアルをスタートとして、今後はコーポレートミッションである「働くをもっと楽しく、創造的に」を軸に、Chatworkブランドをつくっていく予定です。

ロゴリニューアルを記念して「プレミアムステッカー」のプレゼントをしています!

プレミアムステッカーが欲しい人は、ぜひ応募してください。

プレミアムステッカーへの応募はこちら

Chatworkは「働くをもっと楽しく、創造的に」することを目指して、すべての人に、一歩先の働き方を提供していきます。

これからもChatworkをよろしくお願いします!




最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事は「Service Designer's Advent Calendar 2018」の11日目の記事です。Chatwork デザインイノベーション室の新免が担当しました。

明日の更新もお楽しみに!

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