ビジネスでの絵文字コミュニケーションはアリ?
メールより気軽に使えるということでプライベートで欠かせないコミュニケーションツールになっているチャット。そのとき必ずといって良いほど使うのが絵文字です。気持ちやトーンをひとつの絵で伝えることができるだけでなく、文末に添えるだけでフレンドリーさが増すのもメリット。日本で生まれた絵文字は今や世界の共通言語になっています。プライベートのコミュニケーションではよく使う絵文字ですが、ビジネスでは躊躇している方が多いようです。 2016 年アメリカの Robert Half International Inc. が発表した「Using Emojis And Emoticons At Work: Thumbs Up Or Thumbs Down?(職場で絵文字を使うのは良い?それともNG?)」という調査結果によると、絵文字を職場で使うべきではないと答えたマネージャー職の方は 39% いるそうです。真面目に見えない、職場に合わないという理由が主に挙げられますが、同じように考えている方はあなたの周りにもいるのではないでしょうか。
(「Using Emojis And Emoticons At Work: Thumbs Up Or Thumbs Down?」2016 年 Robert Half International Inc. のデータから作成)
プライベートでは当たり前のように使っている絵文字も、仕事には合わないという理由で使っていない方もいますし、周りを気にして使いたくても使っていない方もいると思います。しかし、本当に絵文字を使うのはビジネスに合わないのでしょうか。
絵文字コミュニケーションをはじめるための第一歩
Chatwork ではスマートフォンを始め、さまざまなデバイスで使える絵文字だけでなく、オリジナルの絵文字を実装しています。上下関係がないオープンでフレンドリーな私たちの職場では絵文字を使ったコミュニケーションは当たり前ですが、まだ多くの職場では「仕事では使うべきではない」というイメージが先行しています。あえて使わないという社内ルールを設けて運用するのもひとつですが、使いたいけど使えない社員がいるところも少なくありません。絵文字を使うことで会社の雰囲気が少し明るくなることもありますし、相手に感謝の気持ちが伝わりやくなります。そこで、以下の 4 点に気をつけてビジネスでの絵文字コミュニケーションを始めてみてはいかがでしょうか。
1 安心して使える相手を選ぶ
いきなり多くの方が参加するグループチャットで使うのは勇気がいります。そこで安心できる同僚だけが集まるグループチャットや、ダイレクトチャットで試してみましょう。
2 文脈に合わせる
お祝いや感謝など特別なときに使い始めるようにしましょう。例えば商談や面識がない方を相手に絵文字を使うとビックリしてしまう人もいるので絵文字の使い方を制限します。
3 使い過ぎに注意
絵文字コミュニケーションがうまくいくと多用してしまいますが、周りはまだついていけていない場合があります。かえって周りを遠ざけてしまうことがあるので使うのもほどほどに注意しましょう。
4 勘違いになりそうなものは避ける
絵文字は気持ちやニュアンスを伝えるのに便利ですが、誰もが同じように絵文字の意味を受け取っているわけではありません。また、絵文字によってはスラングのような隠れたメッセージが隠れている場合があります。誰もが同じように捉えてくれそうなから初めてみると良いでしょう。