ChatWorkは「世界の働き方を変える。」をミッションに、「チャットワークエバンジェリスト」と一緒に日々チャットワークの普及活動に励んでいます。
「チャットワークエバンジェリスト対談」では、「チャットワークエバンジェリスト」の方に、チャットワークとの出会いやエバンジェリストならではの活用方法、導入浸透のコツなどを伺っていきます。
TANREN株式会社 代表取締役社長 佐藤 勝彦さん
第3回目は、チャットワーカー歴5年のTANREN株式会社 代表取締役社長 佐藤 勝彦さんを紹介します。
Q:お仕事内容を教えてください。
TANRENは、営業用のロールプレイング動画をクラウド上で共有する教育サービスです。
オーナーやマネージャーのリクエストに従い、店舗でのロールプレイング動画をスタッフが登録する。こうして動画を蓄積し定期的に見直すことで、集合型の営業研修なしに、現場の営業スキルをスコア化し向上できる。まさにTANREN(鍛錬)なんです。営業マンの鍛錬度をベースに“スタープレイヤー”を発掘でき、その場で動画を確認することに定評があります。
Q:チャットワークとの出会いのきっかけは何でしたか。
実は、起業のきっかけと言えるのが、山本代表の著書「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」でした。古巣である株式会社テソロが構造改革に乗り出す中、EC Studio(現ChatWork)がチャットワークをリリース。早々にツールを使い倒すと、会社の業務効率がみるみる上がっていったのです。 急成長中のクラウドSaaSビジネスに事業の面白さを感じました。「SMB(中小企業の領域)でクラウド利用は間違いなくブレイクする」と 。
Q:チャットワークをどういうシーンで利用することが多いですか。
無論、コミュニケーションが主体です。
私の場合は、社内だけでなくお客様にも強く利活用を推進しており、自社サービス「TANREN」の顧客サポート公式推奨ツールとしても 導入しています。
Q, 社内の運用ルールはありますか?
様々あります。例えばCRMとSFA利用では、このようにグループチャット名をルール化し、概要欄にも必要情報を書き入れて、トライアルスタート時からお客様をサポートしています。これはもはや、TANRENの文化になりつつあります。
◼︎ CRM利用
グループチャット名:【TANREN】○○○(企業名) 様 導入支援部屋
- メンバー:お客様と、社内のプロジェクトメンバー
- 用途:カスタマーサクセス部屋として、お客様のサポートを行う
◼︎ SFA利用
グループチャット名: 【TANREN】★ ○○○(企業名)様 営業進捗部屋
- メンバー:お客様を除く、社内のプロジェクトメンバー
- 用途:課題が発生するとチームで議論して、即対応方針の意思決定など行う
Q: 導入浸透のコツはありますか。
どのクラウドサービスでも同様ですが、旗振り役を決めて、 内外ともに推進役を立てることは重要ですね。 あとは会社の代表が使いこなすこと。多少面倒でも 、骨折ってでも、 決裁権者に対して早々に使い方をしっかりと植え付けること。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 褒めてやらねば人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
この山本五十六氏の言葉に尽きますね。
Q:これだけは負けない自慢のチャットワーク活用方法を教えてください。
グループチャット新規作成時に 、「招待リンク」というのが生成されるのですが 、これを知らない方は意外と多いですね。 TANRENでは、このお客様との「招待リンク」をお客様の会社名へとドメイン変更し、アドレスを再生成しています。
例)
変更前:https://chatwork.com/g/sswq3
↓
変更後:https://chatwork.com/g/tanren
自分の会社名ドメインでグループチャットリンクが生成されたら、 “おもてなしされた感” の演出につながると思うのです。 こうしたちょっとしたアイディアが、お客様への提案価値へとつながります。
Q:チャットワークと併用しているクラウドツールはありますか。その活用方法も教えてください。
「CallConnect (コールコネクト) 」です。CallConnectからチャットワークに通知するのですが、大変便利です。
例えば、得意先からの問い合わせがあった場合、これまでの通話応対に失礼はなかったかなど、気になりますよね?そんな時は、 チャットワークに転送された応対履歴のURLリンクをみます。(直前の応対内容も音声データで記憶されています)履歴をみて、問題があった場合や指導が必要な場合は、その応対履歴データをもとに、 TANRENを活用してスキル指導を行ったりと、シームレスにつながっています。
Q:チャットワークと連携して欲しいクラウドツールはありますか?
自社サービスのTANRENです。(笑)
スタートアップでまだまだ未成熟ですし、様々な機能追加は企業として至上命題ですが、 すでにあるサービス連携で解決することは積極的に行っていきたいですね。 例えばこういった通知系はチャットワーク連携したいですね。
① TANRENで動画をあげた → チャットワークへ通知
② 評価を送った → チャットワークへ通知
③ コメントを書き込んだ → チャットワークへ通知
Q:佐藤さんにとって、チャットワークとは。
クラウドの凄さを初めて感じたツールですね!
「ヒト、モノ、カネ」の観点でいえば 、
ヒト → コミュニーケーションが早いと、人と人はもっと深く分かりあえる 。
モノ → UI/UXが成熟すると、ワークスタイル/ライフスタイルが変わる。
カネ → クラウドにより所有から利用へ、圧倒的に安価なビジネスが可能。
この 結果起業を志したわけですから、まさに、人生を変えたツールですね。
Q:最後に、佐藤さんがこれからチャレンジしたい事はありますか。
創業期からChatWorkのみなさんのアドバイスのおかげで、 2016年10月で3期目を迎えることができました。 これはスタートアップとして進化が問われる時期。世界市場へのトライがミッションになるとおもいます。となると必然的に、個人目標は「英語の鍛錬」ですね(笑)
「ナレッジシェアアプリTANREN」が「第13回日本eラーニングアワード」にて経済産業大臣賞を受賞し、さらに勢いにのる佐藤さん。エバンジェリストとしてチャットワーク5周年感謝祭時にも登壇してくださり、ヘビーユーザーならではの目からウロコなお話がたくさん!チャットワーク活用のヒントにしてみてくださいね。佐藤さん、ありがとうございました。
▼チャットワーク5周年感謝祭の様子はこちら
「イベントレポート前編:チャットワーク5周年感謝祭」
「イベントレポート後編:チャットワーク5周年感謝祭」